個人で起業するには?起業までのステップと手続きを解説

個人で起業するには?起業までのステップと手続きを解説

副業の解禁や終身雇用の崩壊などの影響から、個人で起業したいと考える方が増えています。起業を志したいはよいけれど、個人で起業するには何をすればよいのか、起業する前に準備しておくべきことはあるのかといった悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。今回は、個人で起業するためのステップや必要となる手続きについてご紹介します。

個人で起業するための4つのステップ

起業に向けて必要な4つのステップをご紹介します。しっかりとした事前準備がビジネス成功の秘訣です。ここで起業後のビジネスプランを確立させましょう。

ステップ1 どのようなビジネスで起業するか決める

まず、自分がやりたりビジネスを決めましょう。どのような商品・サービスを提供するのか、対価を支払ってもらえるだけの価値を提供できるビジネスを考えます。自分の得意やことやスキルと結びつけられるビジネスがおすすめです。まったく未知の分野で起業するよりも、自分の得意な分野で起業した方が成功の可能性が高まります。

ステップ2 集客方法の検討

どれほど優れた商品やサービスであっても、売れなければビジネスとしては失敗です。売るためには集客しなければなりません。ホームページの作成、チラシの配布、YouTubeやSNSの利用など、どのような方法で集客するのか検討します。ビジネスにおいては、集客が最も重要だと言っても過言ではありません。自分のビジネスをどのようにすれば見てもらえるのか、予算とも相談しつつ検討しましょう。

ステップ3 事業計画の作成

起業するビジネスと集客方法が決まったら、事業計画を作成しましょう。「誰に」「何を」「どのような方法」で商品やサービスを提供するのか具体的にイメージします。とくに、「誰に」の部分は重要です。ペルソナ(想定する客)という言い方もされますが、自分のビジネスはどのような層をターゲットにしているのか明確にすることで、ビジネスの基盤ができあがります。市場を調査するのはもちろん、実際に競合のサービスを受けてみるとよいでしょう。

融資を受けたいのであれば、分析した事業計画を頭の中に留めておくのではなく、事業計画書として形にしておくとよいでしょう。

ステップ4 資金計画の作成

事業計画に基づき事業を行うにあたってどれだけの資金が必要なのか、その資金をどうやって調達するのか検討します。起業の際に必要な資金は大きく分けて「設備資金」と「運転資金」の2種類です。設備資金は、事業を開始するための設備をそろえるための資金です。パソコン・文房具・オフィス賃料などが代表例です。運転資金は事業を継続していくための資金です。仕入れ、広告宣伝費、従業員に対する給与などが代表例です。起業してから瞬く間に利益を挙げるのは難しいため、最低でも3か月分は用意しておきましょう。

個人で起業するために必要な手続き

次に、個人で起業するために必要な手続きを解説します。会社を設立して起業する場合との比較もご紹介しますので、参考にしてみてください。

税務署へ開業届を提出

税務署へ「個人事業の開業・廃業等届出書」(開業届)を提出すれば、個人での起業は完了です。開業届を提出するだけで、費用も不要なので、会社設立のように費用や時間がかからず起業できます。開業届を提出する際、屋号を決めておく必要はありません。

提出の際は、税務署へ開業届を提出する際は提出用と控え用の2枚を持参し、控え用にも税務署の受領印を押してもらいましょう。受領印のある控えは、屋号名義の銀行口座を開設するときに必要になります。提出用の1枚だけ持参しても、税務署はコピーしてくれないので注意しましょう。

青色申告承認申請書も提出しておくとベター

開業届と同時に、青色申告承認申請書も提出することをおすすめします。青色申告により65万円の控除を受けられるので、所得税を低くおさえられます。こちらも開業届と同様、費用は発生しません。提出用と控え用の2枚を持参するのも開業届と同様です。

法人成りのタイミング

個人事業主として開業後、株式会社などの法人を設立することを法人成りといいます。法人成りのタイミングとしては、以下2つがおすすめです。

  • 金融機関から融資が必要になったとき
  • 収入が伸びたとき

融資を受ける際、個人事業主よりも法人の方が社会的信用が高いため、融資を受けやすくなります。

また、法人税は所得税と異なり税率が一定なので、収入が増加した場合に個人事業主のままでいると税金面で損をしてしまいます。総所得が330万を超えたら、法人成りを検討するとよいでしょう。

まとめ

今回は、個人で起業するために必要な準備や手続きについて開設しました。費用と時間をかけずに起業できるのが個人での起業のメリットですが、事前準備ができていなければビジネスは成功しません。ビジネスプランをしっかり設計し、自分の理想とするビジネスを実現させましょう。