主婦が起業するためのポイントは?主婦ならではのメリットもご紹介
- 2020.11.27
- 起業

ライフスタイルが変化し、終身雇用という概念が失われつつある現代において、家事をこなしつつも起業してビジネスを興してみたいと考える主婦の方は多いのではないでしょうか。今回は、主婦の方が起業する際のポイントや主婦ならではのメリットをご紹介します。
主婦が起業する際のポイント
毎日忙しく家事をこなす主婦にとり、起業という選択肢をとることは大きな決断です。ここでは、主婦の方が起業する際のポイントを2つご紹介します。
起業の目的を考える
まず、自分がなぜ起業したいのか考えてみましょう。とりわけ主婦の方が起業する際に見極めて欲しいのは、自分の起業はお金を稼ぐことを目的としての起業なのか、それとも趣味の延長上のものとしての起業なのかという点です。自分の起業がどちらを目的にしているのか定まれば、事業の内容や事業への向き合い方も決まってきます。
家族へ相談する
主婦が起業するうえで最も大切といっても過言ではないのが、家族へ相談することです。起業する以上、家事や育児へ割く時間はどうしても減らさざるをえません。家族への相談を疎かにすると、起業後の生活が苦しくなってしまう可能性があります。家族の理解を得れば、スッキリとした気持ちで起業できるでしょう。ストレスフリーな環境はビジネスを継続するうえでもとても重要です。場合によっては家族のサポートでビジネスを成功させることができるかもしれません。
主婦が起業するメリット
次に、主婦ならではのメリットをご紹介します。
主婦目線で起業できる
主婦であるということは、他のどのビジネスパーソンも持っていない優位性です。自分が主婦として日常の生活で直面する課題は、他の人も直面している課題です。この課題を解決できるような商品・サービスを提供できれば、市場において大きな価値を生むでしょう。自分独自の掃除テクニックや料理のレシピを商品化してビジネスに活かすこともできます。
社会とのつながりを持てる
家事や育児に奮闘している主婦の方は、なかなか外の社会とのつながりを持つ機会がありません。起業すれば必ず外の社会とつながりを持つこととなります。外の社会とつながり、新たな価値観と出会うことで自身が成長できたり、顧客から感謝されることで充実感を得たりできます。家族という枠を超えて外の社会と交流を持つことで、気持ちに余裕を持つこともできるでしょう。
パートより自由度が高い
主婦の方が社会復帰を果たす際、もっとも一般的な方法はパートに出ることではないでしょうか。しかし、パートは働く時間や場所が指定されますから、子どもの世話や介護のうえでは大きな制約となってしまいます。しかし、起業であれば、自分の好きな時間に好きな場所で仕事ができますから、自由な働き方を実現できます。
主婦の起業の仕方
起業の方法は、個人事業主として開業する方法と会社を設立する方法の2パターンあります。ここでは、主婦の起業の仕方についておすすめの方法をご紹介します。
おすすめは個人事業主
主婦の方の起業の仕方としては、個人事業主としての開業がおすすめです。理由は以下2点です。
・会社設立には初期費用と時間がかかる
・個人事業主であれば夫の扶養から外れなくてよいケースがある
まず、会社を設立しようとすると、定款認証手数料や登録免許税などで20万円ほどの初期費用が発生します。また、各手続きには時間を要するため、会社が設立できるまで1か月程度かかります。個人事業主であれば、開業届を税務署に提出するだけで完了し、手数料も発生しません。
また、個人事業主として開業後、所得が130万円未満であれば夫の扶養から外れる必要がありませんから、高額な保険料や年金を支払わずに事業を継続できます。所得は収入から経費を引いた金額を指します。何を経費として計上できるのか、夫の健康保険組合の扶養認定基準が収入なのか所得なのかといった点を確認してみるとよいでしょう。
所得が600万円を超えたら会社設立
税金面でいえば、一般的には所得が600万円を超えたら会社を設立した方がよいといわれています。はじめは個人事業主としてスモールビジネスを展開し、軌道にのってきたら会社を設立するというケースが多く見られます。とはいえ、個人事業主では資金調達ができない、法人と取引できないといった事情からいきなり会社を設立するというケースもあります。
まとめ
今回は、主婦の方が起業する際のポイントや主婦ならではのメリットをご紹介しました。女性の社会進出の手段として、起業というワードは注目を集めています。女性が活躍できる環境も整ってきているので、社会進出・社会復帰の1つ手段として起業を検討してみてはいかがでしょうか。
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